頌春 平成二十五年 元旦

NEW YEAR GREETING

小学生の頃、わが家の元旦のおせちに、お赤飯と鯛の塩焼きが出たことをおぼえている。鯛は縁起魚として江戸の頃から関東で広がったという。ゆず汁をかけて、ポロリととれる身のうまさがなんとも言えない。一方、小豆の赤は邪気払いとか。当時、父がどなたかの話を聞いて母に作らせたのだと思う。

束の間でも、めで鯛気分で本年もよろしくお願いいたします。

赤峰幸生