写真・文/織田城司 Photo & Essay by George Oda
民藝運動の陶芸家濱田庄司が暮らした空間と、世界中から集めて自ら参考にした民芸品を一般の人々に公開している益子参考館。
館内ではイギリスや韓国など、各国の民芸品が和の空間の中で違和感なく調和していることに驚く。常に人と道具の関係と理想の姿を追求していたので、自然と統一感が出るのであろう。
客室の床の間に装飾してある明治時代の夜具は、純和風な作りでありながら、コンピューターゲームに通じるモダニズムが感じられる。飾りかたのセンスも濱田氏の陶芸作品のようにダイナミックで素晴らしい。