開智学校のランプ

写真・文/織田城司 Photo & Essay by George Oda

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明治新政府が西洋化を推進したので、教育機関にも早くから洋館建築が見られた。長野県松本市にある明治6年(1873)に開校した開智学校は、現存する和洋折衷建築の貴重な資料として国の重要文化財に指定されている。

校内には面白いデザインがたくさん見られる。このランプは西洋風の直線と和の曲線が合体したデザインで、唐草風の曲線が印象的だ。

こういうデザインを発想して、真面目に作り、長年の使用に耐えているところに、日本人の仕事の質の高さを感じる。

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