ドレスアップの要

写真・文/織田城司 Photo & Report by George Oda

オンワード樫山の紳士服ブランド「五大陸」のアドバイザーをつとめる服飾ディレクター赤峰幸生氏と『アエラスタイルマガジン』の編集長山本晃弘氏が10月31日、丸の内カフェ倶楽部21号館で、トークイベントに出演し、「ダンディズム、スタイルの要諦」をテーマにドレスアップについて語りました。

赤峰氏は「五大陸」のブランド立ち上げ時から20年来アドバイザーを続けている。トークではブランドへの想いを語りながら、物作りは、昔ながらのしっかりした生地感にこだわり、「服作りの魚河岸」といえる生地産地に入り込み、仕込みの段階から職人たちと独自の味を追求していることを解説。

スーツはフランスのドーメル社、コートはイギリスのフォックスブラザース社など、産業革命の頃から170年近く続く生地商に行ってアーカイブの中から今の時代に合った生地を選んで一年がかりで復刻している。

冬の着こなしについては、実際にコートを羽織ったり、お客様に登壇いただいて直接ネクタイの合わせ方をアドバイスするなど、実例を見せながら、わかりやすく説明された。

「アエラスタイルマガジン」の山本晃弘編集長。茶色の好きな赤峰さんはネクタイ茶にすると思って、かぶらないようにグレーを選んで来たそうだ。

ドレスアップの要について、赤峰氏は「まずは、姿勢を正すこと。どんなに良い服を着ても、姿勢が悪ければきれいに見えない。次に、映画や書籍の中から、俺らしいなと思えるジェントルマンスタイルを見つけてお手本にすること」と語る。

山本編集長は「日本のビジネスマンを応援してきた五大陸とアエラスタイルマガジンをいつも愛用すること」とまとめ、会場に詰めかけた熱心なビジネスマンと親交を深めました。

このイベントの模様は『アエラスタイルマガジン』2014年冬号(11月22日発売)および「五大陸WEBサイト」に掲載される予定です。