ある年齢以上になったなら

文/登地勝志 Essay by Katsushi Tochi
写真/平田元吉 Photo by Motoyoshi Hirata

「ある年齢以上になったなら、それにふさわしい身なりができなければいけない」と考えます。

男の服装の本来の姿は「年齢によって着る」というところにあります。

つまり、人間としての完成度と、着こなしの完成度が比例していく。

だからこそ、他人を唸らせる歳相応の服装ができなければ、男は年齢を重ねる意味がありません。

これからの日本人男性は、年齢を重ねることで洗練され、歳とともに格好良くなるべきだと考えます。